屋根裏地デジアンテナ設置

091102_101639屋根裏に地デジアンテナを設置してみました。
屋根裏に設置するメリットは、以下のとおりです。
・DIYで設置できるため設置費用をコストダウンできる
 屋根上設置だと転落の危険もあり素人では困難
・維持管理が容易
 将来新たな放送局が開設された場合でもDIYでアンテナ方向を修正できる
 強風などでアンテナ方向がずれたりする心配がない
・風雨にさらされないのでアンテナ寿命が伸びる
・屋根景観を阻害しない
※視聴料を逃れようというセコイ考えではありません。
ちなみに、住宅は2×4(ツーバイフォー)の2階建て、外壁はモルタル、屋根材はスレートのごく一般的な住宅で、周囲にも同様な戸建て住宅が建っているという環境です。

湘南地域に一戸建ての住宅を建ててから、これまで約10年弱TV,NET,PHONEを三点セットでJ:COM湘南のお世話になってきました。
現在この三点のパッケージ基本料金は、9,990円/月となっています。
J:COM湘南のCATV は、パススルーで地デジの信号を流しているので、これまではJ:COMに加入して地デジを見ていましたが、最近ほとんどプラスチャンネルを見ることもなくなったので、節約のためTV を解約しようと思い立ちました。
携帯はauを使っているし、J:com net は 160M なので、Phone も NET も解約して「ひかりoneホームギガ得プラン」に切り替えようと考えました。NET も早くなるし、電話を全部KDDI系にすることで、固定と携帯間の電話代も安くなります。

現 在=J:COM:9,990円/月
見直し=ひかりoneホームギガ得プラン:5,993円/月(So-net5,460+ひかりOne電話533) 
差 引=9,990円/月-5,993円/月=3,997円/月+固定電話←→au携帯の家族間通話料金が削減可能
よって、4,000円/月以上の節約になります。
J:COMからひかりoneホームへの切り替え費用に2万円(J:COM解約料1万円、アンテナ等費用1万円)かかっても、5カ月で回収できます。

TVについては、J:COM を解約してもケーブルさえ残して貰えれば、J:COMはパススルー方式なので地デジを観ることができますが、J:COMのカスタマーサポートに電話をしてみると解約するとケーブルを撤去してしまうとのこと。
難視聴区域等ではケーブルが残るようですが、自分の住んでいる地域では解約するとケーブルを残せないとのこと。
TV 以外にも NET と Phone もJ:COMに加入しているので、NET を解約しなければ、ケーブルは残るので、TV を解約してもパススルーで地デジを観ることができるかもしれないが、たぶん地デジ信号を含めTVをブロックする工事をされる可能性が高いです。要は、CATVに加入しない者には、地デジも見せないよというキツイ営業方針のようで再送信のみのサービスはしないとのことです。CATV会社によっては、2万円程度でケーブルの引き込みをやってパススルーで地デジが見れるようにしてくれる会社もネットで見たところあるようですが、J:COM湘南の営業方針は違うようです。
屋根に地デジのアンテナを建てるとなると、危険なのでDIYでは困難ですし、費用も5~7万円程度かかるようなので、2万円でパススルーの配線をしてくれるならベストな方法ですが、J:COM湘南がやってくれないとなると別の方法で地デジの電波を拾わないと地デジを観ることができなくなってしまいます。

色々調べてみると、CATV 以外では以下の方法があります。
1.NTT のフレッツ光に加入し、オプションサービスのフレッツテレビを申し込む
  フレッツテレビは682.5円/月かかります。
  地デジとBSデジタルの両方の信号が送られてくるとのこと。
  残念ながら、KDDIのひかりOneでは、このサービスは現在のところ行われていません。
  
2.UHFアンテナを設置する
  アンテナの設置位置により、室内アンテナ、ベランダアンテナ、屋根裏アンテナ、屋根上アンテナがある。
  このうちどれでいけるかについては、要は受信しようとしている場所でどの程度、強い地デジ電波が来ているかによります。これは大雑把には、放送エリアのめやすで確認できます。受信地点が最寄の送信所のエリア内に入っていれば、屋根上アンテナでは基本的には大丈夫ということになりますが、電波というものは周辺の障害物の影響等かなり微妙なところもあり、特に屋根裏などの厳しい環境下では、やってみなければ分からないというところが実態です。事前にチェックできるのは、携帯のワンセグが受信できるか否かでチェックするくらいです。ワンセグすらまともに受信できなければ、屋根裏はあきらめた方がいいかもしれません。

我が家の屋根裏では、幸いワンセグ各局とも受信できたので、半ば博打で屋根裏に地デジアンテナの設置を試みました。
駄目だった場合は、電気屋さんに頼んで屋根に設置してもらえばいいだけのことと割り切ります。

以下、屋根裏地デジアンテナの導入手順です。
1.放送エリアのめやすの確認
  受信地点の郵便番号を入力すれば、どの中継局の放送エリアになっているか地図上で確認できます。
  我が家の場合は、東京タワーと平塚中継局の両方のエリアに入っています。赤い十字マークが我が家、青いエリアが平塚中継局の放送エリアです。我が家から平塚中継局(右図の赤い鉄塔)は、ほぼ真西に約20km程度になります。

2.周辺家屋の地デジアンテナの観察
  091018_070941周辺家屋の屋根に建っているUHFアンテナの大きさ(素子数)、方向、素子が水平か垂直かを確認します。最近建築された住宅でUHFアンテナのみとなっている場合は、確実に地デジを受信していると思われますので、特に重点的に観察します。
  我が家の周辺では、東京タワー方向を向いているアンテナは見られず、すべてのアンテナが平塚方向を向いていることが確認できました。地デジの電波には水平偏波と垂直偏波の2種類あります。水平偏波を受信するには、アンテナ素子を水平に、垂直偏波を受信するにはアンテナ素子を垂直にしなければなりません。平塚中継局から送信される地デジの電波は垂直偏波なので、アンテナ素子を垂直にしなければなりませんが、周辺のアンテナは皆アンテナ素子が垂直になっているので、間違いなく平塚中継局から受信しているはずです。また、アンテナの大きさは、だいたい20素子程度のようです。


091025_114153最寄り駅の屋根にあるUHFアンテナですが、このアンテナは周辺では唯一東京タワー方面を向いています。ごらんのとおり平屋の屋上なので、一般の住宅の屋根上アンテナより1階分低いのですが、問題なく受信できているのでしょう。


091025_114218素子の方向は水平ですので、水平偏波を受信しています。素子数は数えてみると20と思われます。我が家で購入したアンテナと形状がよく似ています。このような高性能アンテナを屋根上で使えば、放送エリアのめやすのとおり、東京タワーからも受信できるようです。屋根裏では無理だと思われますが。

3.UHFアンテナの選定
  091029_075414一口にUHFアンテナと言っても、色々な種類があります。
  受信したい電波と受信地点の環境にあわせたアンテナを購入しなければなりません。
  平塚中継局の地デジの物理チャンネルを確認すると、18ch~26chで放送されており、ローチャンネル(13ch~30ch)で地デジ波を送信しているのがわかります。右の写真は、我が家で購入した20素子ローチャンネル用のマスプロアンテナのLS20TMHの箱ですが、見て分かるようにオールチャンネル用でも当然ローチャンネルも受信できますが、ローチャンネル専用のアンテナの方がローチャンネルでの受信性能が高くなっているのがわかります。


平塚中継局の地デジ波は、垂直偏波なのでこれに対応していなければなりません。たいていのアンテナは水平・垂直併用可能となっているケースが多いようですが、アンテナによっては、水平偏波専用といったようにどちらか片方だけということもあります。
  素子数は、最低限周辺の屋根上のアンテナ以上のものを選ぶ必要があります。屋根裏は屋根上よりも受信環境が厳しいので、より性能が高いものを選択しないと受信できない可能性があるからです。
  また、アンテナは以外に大きいので、屋根裏スペースや天井点検口の大きさをあらかじめ確認しておきます。せっかくアンテナを買ったのに点検口から入れられなかったとか、屋根裏スペースが小さくて所定の方向にアンテナを向けられなかったとかにならないようあらかじめ採寸しておきましょう。
  ちなみに、LS20TMHの組み立て後の大きさは、1860(L)×495(W)×560(H)mmとなっています。


  
4.BS/UHF CHECKER の購入
  091017_141019地デジ電波の受信レベルをチェックするツールです。最も受信レベルが高いアンテナの方向を探査するための道具です。
ケーブルをテレビに繋いで、テレビの画面でアンテナレベルを誰かに携帯電話で確認してもらいながら調整するとか、あるいは小さいテレビを屋根裏に持ち込むとかすれば不要ですが、あると便利です。1人で作業するには、必須アイテムです。アンテナ設置してしまえば、後は基本的に不要なのでオークションで売り払ってもいいかも。
  将来、BSデジタルのアンテナを同様にDIYで設置するかもしれないので、とりあえず手元に置いておきます。アンテナとこのチェッカーで計10,120円でした。

5.アンテナの設置
  アンテナを組み立てて、ケーブル(S5CFB)にチェッカーを接続し、受信レベルを確認しながら受信レベルが最も高くなる方向に試行錯誤しながらアンテナを設置します。
  先ずは、素子を垂直にして平塚方向に向けます。チェッカーが反応したら、アンテナを高くしたり、低くしたり、斜めにしたりして最大の受信レベルになるような位置を探し、固定します。
  素子を水平にして東京タワー方面に向けてもみましたが、センサーの感度を目一杯上げても反応する兆しがありませんでした。
  写真に写っている白いアンテナマストは、ホームセンターで売っているイレクターパイプです。120cmのものを使っています。これにプラスチック製の固定具で固定しています。
  我が家の場合は、先頭の写真に見るように斜めになってしまいました。屋根等に反射した電波を拾っているからなのかもしれません。

6.ブースターに接続
  091108_142950ブースターは単なる増幅器なので、もともとJ:COMで使っていたCATV用のブースターをそのまま流用しても大丈夫です。J:COMのケーブルを抜いて、アンテナから来ているケーブルをつなぎます。TVが一台であれば、ブースターは不要かと思いますが、我が家は各部屋に分配しているので、ブースターで増幅します。


091108_143006このブースターは双方向ブースターですが、上り方向は不要なのでカットしましょう。カバーを上にあげるとこのようになっています。上りカット用のスイッチもついています。

7.地デジ対応テレビでアンテナレベルを確認
  091017_122739問題のないアンテナレベルであることがわかります。


  091017_114531参考までに、こちらはCATVで接続したときのアンテナレベルです。屋根裏アンテナでもCATV受信と遜色ない水準になっていることが確認できます。

8.安定受信を確認したらJ:COMを解約
  雨降り等の悪天候時の受信状況を念のため確認し、問題がないようであれば、J:COMに電話してTVを解約します。TVは月単位の料金なので月末に解約するよう、月末の10日前には電話を入れます。
  台風等の大雨では未確認ですが、通常の雨ではブロックノイズ等の受信障害はまったく見られなかったので、解約の電話を入れ、10月24日、J:COM のお客様サービス担当が家に来て解約書類に押印しました。解約の際は、このように自宅訪問を受けます。たぶん、解約の取り下げ営業も含んでのことかなと想像されます。
  昨日聞いたところによると、新しく「地デジパック」なるサービスを開始するとのこと。NET160M とPHONE と地デジ・BSデジをセットにしたコースで7,880円/月とのこと。NET160M とPHONEでは、7,350円/月なので、それに+530円/月で地デジ・BSデジの再送信サービスを行うサービスです。NET160M とPHONE7,350円/月に納得している人であれば、+530円/月で地デジ・BSデジの再送信サービスは納得できるのではと思いました。もっと早く言ってくれれば、選択肢のひとつとして考えないこともなかったのですが、既に屋根裏アンテナ設置までやってしまっているので、今更後にはひけません。
  やはり、カスタマーサービスの(多分)派遣会社のお姉さんとハナシをしてもどうもイマイチかなと感じました。本職のお客様サービス担当を家に来させて、直に色々ハナシをした方が良いなと感じました。今回の解約に際しても、TVとNET160M・PHONEの二回に分けてやるつもりでしたが、TVを一旦休止にして置いてから、一括で解約した方が安上がりという提案もいただきましたし。

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